ITマーケティングNews vol.46
あなたのホームページは大丈夫?セキュリティリスクとその対策

近年、Webサイトのセキュリティ対策は企業にとって避けて通れない課題となっています。特にGoogleが発表した2026年10月からChromeが実施する新たなセキュリティポリシーにより、HTTPサイトへの対応が大きく変わることをご存じでしょうか。
今回は、ホームページ運営者が知っておくべきセキュリティリスクと、その対策についてお伝えします。
■暗号化されていないサイト ~「HTTP」サイトが抱える深刻なリスク
ホームページのアドレス(URL)は「http://」で始まるものと「https://」で始まるものがあることにお気づきでしょうか。この違いは、実はとても重要です。
「http://」で始まるサイトは、訪問者とホームページの間でやり取りされる情報が暗号化されていません。そのため、第三者によって通信内容が盗聴されたり、改ざんされたりする可能性があります。
具体的には、お問い合わせフォームに入力された名前やメールアドレス、ログイン時のパスワード、どのページを見たかという履歴などが、悪意のある第三者に盗み見られる危険性があります。これは企業の信頼性を大きく損なうだけでなく、お客様の大切な情報を守れないという重大な問題につながります。
■常時SSL化で情報を守る

こうしたリスクから守ってくれるのが「常時SSL化」という仕組みです。SSLとは、ホームページと訪問者の間のやり取りを暗号化する技術のことです。通信内容を暗号化し、盗聴や改ざんを防ぐことができます。
「https://」の「s」は「secure(安全)」を意味し、このアドレスで始まるサイトは暗号化通信を採用しています。以前は、お問い合わせフォームやクレジットカード情報を入力するページなど、特に重要なページだけを暗号化していました。しかし現在では、サイト全体を暗号化する「常時SSL化」が世界の標準となっています。
すべてのページを守ることで、訪問者はより安心してサイトを利用できるようになるのです。
■「HTTP」サイトはChromeブラウザで表示前に警告される
Googleは2026年10月から、世界で最も使われているブラウザ「Chrome」で、暗号化されていないサイト(http://で始まるサイト)に初めてアクセスした際、サイト表示前に警告を出す方針を発表しました。これにより、暗号化対応していないホームページを訪問者が開こうとすると、右のような警告メッセージが画面に表示され、アクセス許可を求められることになります。このような警告を見た訪問者の多くは不安を感じ、そのままサイトから離れてしまうかもしれません。
せっかく広告や検索で集客に成功しても、ホームページの入口で訪問者が離脱することになってしまうのです。
■今すぐセキュリティ対策を行うべき3つの理由
暗号化対応が必要な理由は、警告表示だけではありません。
| 理由 | 具体的な影響 |
|---|---|
| 検索順位への影響 | Googleは暗号化されたサイトを優遇しており、同じような内容のサイトであれば、暗号化対応しているサイトの方が検索結果の上位に表示されやすくなっています。 |
| 訪問者への安心感 | 暗号化対応は、今やホームページの「標準仕様」です。暗号化されていないサイトは、アドレスバーに「保護されていない通信」と表示されるなど、訪問者に不安を与えてしまいます。 |
| 企業の責任 | 個人情報を扱う企業として、お客様の情報を守ることは当然の責任です。セキュリティ対策が不十分だと、万が一の際に企業の存続にも関わる問題となります。 |

ホームページのセキュリティ対策は、もはや「あればいいもの」ではなく「不可欠なもの」となっています。2026年10月のGoogle新方針施行を前に、まずはご自身のホームページが常時SSL化に対応しているか、今一度見直してみてください。アドレスバーに「https://」と表示されているか、確認してみることから始めましょう。
もし暗号化対応がまだの場合は、早めの対策をおすすめします。
常時SSLが適用されたホームページへのリニューアルや、セキュリティ強化とともにデザインやコンテンツの見直しなど、この機会にぜひ検討してみてください。お客様のビジネスを守り、さらなる成長につなげるために、今から計画的に準備を進めることが大切です。
ITマーケティングNews 記事一覧 へ
(構成 / アイ・モバイル ITマーケティング研究所)
ホームページの制作に関するご相談・ご質問は下記Smartpageサイトよりお問い合わせください。



