ITマーケティングNews vol.5-2「H-ⅡAロケット34号打ち上げ、種子島へ」

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ITマーケティングNews vol.5-2

アイ・モバイル 紀行

H-ⅡAロケッ7号機エンジン(宇宙センター内ロケットガレージ)

■ H-ⅡAロケット34号打ち上げ、種子島へ
6月、H-ⅡAロケット34号機の打ち上げを見に、私は種子島を訪れた。鹿児島から高速船で約90分、赤いロケット型の灯台が出迎える、種子島が見えてくる。小さくはない、1市2町からなる種の形をした島だ。

海岸線を1時間も南下すると、三菱重工、IHIなどの作業棟が姿を現す。小さなロケットが欄干にすっくと立つ橋や、宇宙ラーメンの看板やら、島民以外なら大いに盛り上がる内に、南端の種子島宇宙センターにたどり着くのである。

地球の自転速度が最も早いのは円周が大きい赤道部分、ここに近ければ自転を最大限に利用して宇宙へ飛び立てる。更に安全性の面で、南側に海があること等が主な理由で、種子島は大型ロケットの射場に選ばれたと聞く。海は青く、寄せる波は穏やか、細かな白砂が続く海岸の端、緑濃い木々の向こうに4本の赤と白の鉄塔が聳えている。そこがH-ⅡAとH-ⅡBが宇宙へと旅立つ場所である。

空に残る昇り竜のような雲

■ バリバリと大気を揺らして、ロケットは宇宙へ!

6月1日打ち上げ当日、うす曇り、9時半。液体燃料の最終充填を行なっている機体下部には気化した白い煙が立ち昇る。お馴染みの秒読みが始まった。

「0」のカウントと同時に炎が吹き出し、ロケット発射!瞬く間に高度を上げ消えていった。その頃になり、ようやく追いついた音が、バリバリ!バリバリ!と大気を揺るがす。ドガーンではなかった。


打ち上げ後に残る、ロケットを支えた台座

■ 下町ロケット、いや地上の星。中小企業の技と誇り
ロケットは、科学技術の粋を集めた精密機器の集合体。宇宙へ出るために最大限の軽量化とコンパクト化が図られている。三菱重工などの大企業と、大企業から部品製作を請け負う、高い技術を持った中小企業。
作り上げるのは、ウルトラ・スーパー・オーダーメイド品だ。「うちが納めているのはエンジンの部品だが、どこにハマってるのかは分からないよ。ただ、うちは量産ものはやらないし、値下げもしない」、大田区のある工場の社長はそう言い切る。

「遠くから何度も通ってきて、一緒にやろうって頼みこまれて、まあ最後はじゃあやってみようかって。それから2年、その会社とああだ、こうだって考えてね。金属って、普通に製造すると非金属介在物がどうしても含まれちゃう。それが割れる原因。それで真空溶解でやったら上手くいってさ」、精密鋼管を得意とする会社の会長は懐かしそうに振り返った。

請負仕事を超えた、好奇心のきらめき、負けん気と、一歩一歩の積み重ね、夢の集合体、それがロケット。取材した、中小企業の経営者たちは一様に、自社の製品に誇りと自信を持ち、面白がりの心を糧にして努力と精進を重ねているように思えた。

■ 世界一美しい射場、そして人の力
ロケットが消えた後には、まるで天に昇っていく龍のような雲が残っていた。
種子島は世界一美しいロケット打ち上げ場と言われる、まことに。そしてロケットを作っている人たちの心意気は、それに見合う、いやそれ以上に美しく、強かった。(黒川)


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(構成 / アイ・モバイル ITマーケティング研究所)

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