HPで“想い”を伝える!地域に根ざした介護事業を

HPで“想い”を伝える!地域に根ざした介護事業を

静岡県や愛知県で福祉用具のレンタル事業を展開している有限会社エコワークス。代表取締役として手腕を振るうのは、入社以来たたき上げで事業を広げてきた黒栁和浩社長だ。「福祉用具レンタルといえば、葉っぱのマークのエコワークス」との認知度を広げたい同氏にとって、期待を寄せているのがHPだ。新事業の開始と同時にHPのデザインとコンテンツを刷新した狙いや、今後のビジネス展望、デジタル戦略について聞いた。

「世のため人のために生きる」

──事業内容は?

黒栁 1999年の創業時は、家具やインテリアの販売から引越し・家事手伝いなど「何でも屋」としてスタートしましたが、ほどなくして福祉用具のレンタル事業所として介護保険事業に参入しました。現在は、営業所も3拠点となり、売り上げの約8割を占めるまでに成長しています。また、同じ介護事業として福祉用具のレンタルだけでなく介護リフォームにも参入。少しずつ私たちのできることを広げている形です。

──大切にしていることは?

黒栁 企業理念として創業者が掲げていたのが「世のため人のために生きる」という想いです。この想いを受け継ぎ、地域に貢献する仕事がしたいと常に考えています。理念というと大それて聞こえるかもしれませんが、誰かのために一生懸命やったことが、感謝の言葉や売り上げという形で自分にも喜びとして返ってくる、そんな仕事に対する向き合い方が私たちの基本姿勢です。

また、丁寧かつスピード感ある対応も大切にしています。福祉用具は種類も多く、利用者さまの介護度や生活環境などによって最適なものが違います。だからこそ、選択肢が多い中で利用者さまができるだけ早く、福祉用具を使って快適な生活を送ることができるようにしなければいけません。そのために、社内の連絡体制や対応力を日々磨き続けています。


──今後の展望は?

黒栁 昨年から介護保険事業外のビジネスとして『カリ家具』事業をスタートしました。これは、サービス付き高齢者向け住宅や介護付き有料老人ホームなどに入居する方向けに家具や家電をレンタルするビジネスです。この新事業を軌道に乗せていくのが当面の目標です。ただし、拡大にあたっては人がすべて。まずはお客さまの期待に応えるためにも、新規採用と人材育成を通して事業基盤を整えてから、と考えています。私が社長に就任後、若い世代を積極的に採用してきましたが、その背景には現場が疲弊しない経営をしたいという思いがありました。今後、若手が働きやすい環境づくりや、成長につながる待遇・評価制度の整備にも力を入れていく予定です。


リニューアルして属人化を解消

──これまでHPをどう活用してきましたか。

黒栁 2017年以前から会社のHPはありましたが、更新などに携わっていた従業員が退職してしまい、どうすればよいか困った時期がありました。そんなとき、当社の経営をサポートしていただいている税理士法人カイトさんに相談したところアイ・モバイル社の「BESTホームページ」を紹介してもらい、今の前身となるサイトを制作しました。ビジネスにとってHPいわば会社の顔です。これまで公開していたHPも、細かな要望をくみ取って制作してもらい、イメージ通りの仕上がりでしたが、会社として日々成長し、事業を広げていることを、会社の顔であるHPでも伝えるためにリニューアルしようと決断しました。

──HP運用の属人化はどう解消しましたか。

黒栁  「BESTホームページ」は自分で編集しようと思えば簡単にできるのが魅力です。使い勝手は良いし、困ったときにはサポート窓口に相談すれば編集をしてもらえるサービスもあります。社内で担当者しか分からないという今までの状況を、操作性とサポート体制という二つの側面から解消してもらえたのは大きかったですね。

──リニューアルで重視したことは?

黒栁  少しでも当社の雰囲気が伝わるHPにすることです。デザインもイメージもガラッと変え、従業員が写っている写真を多く掲載しています。アイ・モバイル社にはデザインのサンプルをいくつか提案してもらえたので、どの方向性で進むべきか検討しやすかったですね。また、創業時から大切にしてきた経営理念や代表挨拶など、会社の芯となる部分を伝える文章は丁寧に推敲を重ねながら作りました。アイ・モバイル社の担当者も細かい部分まで私の意図をくみ取り、編集に編集を重ねてくれたおかげで納得できるサイトに仕上がりました。


SNSを組み合わせた運用を

── リニューアル後の変化は?

黒栁 取引先さまやお客さまから「変わったね!」「新しいHPを見たよ」と声をかけていただきました。やはり多くの方の目に触れる場所なのだと実感しています。採用活動を進める中で、面接をするとほとんどの応募者がHPに目を通してくれているのが分かりました。現在のHPは企業理念や会社としての姿勢を伝えていますから、応募者の企業理解にも役立っているのではないでしょうか。

──今後、HPの活用をどのように?

黒栁 現在、HPに加えてSNSアカウントも開設し投稿しています。SNSは、1人でも多くの方にエコワークスの存在を知ってもらいたいという狙いから始めました。ですが、やはり体系的に当社の取り組みや想いを伝えるのはHP。そういう意味ではSNSをきっかけに、より深く知っていただく場所として自社サイトを見てもらう流れを強化していきたいですね。

また、反対に社内の日常の様子を知るためにHPからSNSをご覧いただく流れもあると思います。異なる媒体を相互に行き来できるようにすることで、私たちの取り組みや事業、そして採用情報を、より魅力的に伝えていくつもりです。

(取材協力・税理士法人カイト


有限会社エコワークス
住所:〒431-1112 静岡県浜松市中央区大人見町3374-1
URL:https://www.eco-kaigo.com/

(インタビュー・構成/アイ・モバイル 株式会社)
株式会社TKC発行のビジネス情報誌「戦略経営者」に掲載された連載記事を掲載しております。

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