親子の個性を尊重しながら子育てを丁寧にサポート

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親子の個性を尊重しながら子育てを丁寧にサポート

山梨県中巨摩郡昭和町にある「こどもクリニックぷぅ やない小児科」は、「子どものことで困ったら、あそこに行けばいい」と評判の小児科医院。地元の保護者からの信頼は厚い。院長の矢内淳氏に小児科医としての想いや医院経営への取り組みを、顧問税理士の小林正幸氏にホームページの活用についてうかがった。

地域に根差した小児科医院

──小児科医を志した経緯は?

矢内 学生の頃、子どもが好きだったのでなんとなく「小児科かなあ」と思っていました。研修医時代に経験した各専門分野はそれぞれ魅力的でしたが、未来ある子どもの健康に関わりたいという思いが、最も強かったということでしょう。小児科の医局の教授が「夜明けの海に船出する子どもたちの航海の安全を祈りつつ、愛情を持って送り出すのが小児科医だよ」とおっしゃられ「いいこと言うなあ」と感激した覚えがあります。

──開院するまでの経緯は?

矢内 大学を卒業後、母校の慶應義塾大学の研修を受けた後、いったん外の病院で経験を積み、自分の専門分野を決めてから大学に戻って研究方法を教わったりしていました。山梨医科大学(現山梨大学医学部)が創立されたときに恩師に誘われ同付属病院に。以来18年間勤務しました。そこでさまざまな専門分野の先生方と交流し、信頼関係を築いていきました。僕の出身は群馬ですが、ここで開業したのは、こうした先生方とのネットワークがあったからです。八ヶ岳と富士山の両方が見える環境も大変気に入っています。

── クリニック名の「ぷぅ」の由来は?

矢内 「ぷぅ」は、くまのプーさんの「ぷぅ」です。今はディズニーのプーさんが人気ですが、原作(A・A・ミルン)のくまのプーさんを読むと、人の本質的なところが表現されていていいなと常日頃から思っていました。もちろん、みんなが知っていて、かわいいところも魅力です。そこで、思い切って「こどもクリニックぷぅ」というネーミングにしました。

子どもの病気の総合窓口

──理念を教えてください。

矢内 ホームページ(HP)にもあるとおり、孤立しがちな子育てをサポートし、子どもと保護者のそれぞれの成長をお手伝いします。親子それぞれの個性を尊重し、他と比べず、子育てを楽しめるよう応援したいと思っています。

──診療内容を教えてください。
矢内 子どもの病気すべてです。私の専門は小児循環器ですが、当院は子どもの病気の総合窓口と考えています。可能な限り自分で対処した上で、任せた方がよいと思えば、迷わず他の専門医を紹介します。それも小児科医の重要な役割だと思っていて、その意味では、これまでに構築してきた人脈に助けられています。

──診療で大切にされていることは?

矢内 「自分の子どもだったらこうしてくれたら嬉しいな」ということを行い、「自分の子どもだったら、こうされたら嫌だな」ということはしない。つまり、自らの子どものように患者さんを診療することを日々、心がけています。

──漢方治療を行われているとか。

矢内 15年くらい前、ある漢方の先生と出会い、勉強会に参加したことがきっかけとなり、10年くらい前から治療に使っています。西洋薬(一的に使われている薬)では効果が出にくい症例に使用しており、例えば、子どもの夜泣きが続く場合には、どんな泣き方なのかを詳しく聞きながら漢方薬を選びます。結果、「処方されてから夜泣きがピタッと止まりました。本当に助かりました」と親御さんに感謝されるケースもあります。

── 母乳外来を始められた経緯は?

矢内 当院の助産師から「母乳のことで困っている患者さんが多いので、母乳外来を作ってはどうか」との発案があり、スタートしました。母乳が出ない、出過ぎる、断乳したいなど、母乳にまつわる相談はとても多いですからね。

──他に特徴は?

矢内 病院らしくない雰囲気づくりを行い、子どもたちが楽しく過ごせる空間を作っています。またスタッフの発案で、患者さんの来院時間を付箋紙に記録して、待ち時間が長くなったら僕に知らせて
もらう仕組みにしています。待合室を覗いて具合の悪いお子さんがいないか確認したり、スタッフが自主的に動いてくれることが多く、本当に感謝しています。

引っ越し組にアピール

──HP開設の経緯は?

小林 「やない小児科」をより知っていただくために私がHP開設を提案しました。近年、この地域には甲府市の中心街から人が移ってくる傾向が強くなっています。HPを作成する前も患者さんの数は十分に多かったのですが、新たに引っ越してきた若いご夫婦の方々にも知っていただきたいと考えました。「BESTホームページ」は、作成・更新が簡単かつ自在にできるので使い勝手が良いと好評です。
矢内 HPがあれば、どんな医者がいるのか、どんな雰囲気の診療室かなど、病院の様子を手軽に発信することができます。今はどのお母さんもスマホに慣れていますから、HPは情報発信には必須のツールでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

この度は取材にご協力いただきまして、ありがとうございました。

こどもクリニックぷぅ やない小児科
住所:山梨県中巨摩郡昭和町押越73-1
TEL:055-268-0871
URL:http://www.kodomoclinic-pooh.jp/

(インタビュー・構成/アイ・モバイル 株式会社)
株式会社TKC発行のビジネス情報誌「戦略経営者」に掲載された連載記事を掲載しております。

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